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二荒山神社中宮祠(日光市)概要: 二荒山神社の創建は天応2年(782)勝道上人が男体山頂に社殿(現在の奥宮)を建立したのが始まりと伝えられています。延暦3年(784)に参拝が困難な事から麓に中宮祠を建立、以後本宮の遥拝所として発展し、延長5年(927)にまとめられた延喜式神名帳に記載されている名神大社で下野国一之宮、関東総鎮守として広く信仰されました。古くから中禅寺と神仏習合し「男体中宮」、「男体権現」、「中禅寺権現」などとも呼ばれていましたが、明治時代初頭に発令された神仏分離令により独立しています。又、女人禁制だった事でも知られ、巫女が誤って境内に入り石化したと伝わる巫女石があります。現在の本殿(3間社流造)、拝殿(五×四間)、中門、掖門は元禄14年(1701)に再建されたもので、室町時代の様式を残すものとして国指定重要文化財に指定されています。
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二荒山神社中宮祠の文化財
・ 本殿−元禄14年、三間社流造、銅瓦葺−国指定重要文化財
・ 拝殿−元禄14年、入母屋、銅瓦葺、桁行5間、梁間4間−国指定重要文化財
・ 中門−元禄14年、切妻、銅瓦葺、棟門−国指定重要文化財
・ 掖門及び透塀−元禄14年、猿頭付銅板葺、棟門−国指定重要文化財
・ 鳥居(3基)−青銅製−国指定重要文化財
・ イチイ−推定樹齢1100年、樹高18m、幹周4.2m−栃木県指定天然記念物
・ イチイ−推定樹齢300年、樹高19.5m、幹周3.9m−栃木県指定天然記念物
・ 刀 銘(表)河内大掾藤原国定・(裏)奥州会津住−貞享3年−栃木県指定文化財
・ 太刀 無銘−南北朝〜室町時代−栃木県指定文化財
・ 黒漆革蛭巻太刀拵−室町時代−栃木県指定文化財
・ 黒漆革蛭巻鱗文付太刀拵−南北朝〜室町時代−栃木県指定文化財
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二荒山神社中宮祠 |
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